お知らせ:
2024年2月をもちまして、廣島蝶鮫は(株)サイレンサーに事業を承継することとなりました。長年にわたり賜りましたご愛顧に対しまして、心より御礼申し上げます。尚、継承後も今までと同じように観賞魚・キャビアの販売は継続の予定ですが、新体制に移行するまで暫くの間販売を中止致します。
観賞魚・キャビアの販売同様、このサイト上に掲載されている情報は新体制に移行するまでは全て無効とします。予めご了承ください。
販売再開時にはこのWebサイトとメルマガでご案内致します。

チョウザメ養殖を始めたい方へ

チョウザメ養殖の目的

チョウザメ養殖を始めておよそ20年、本格的な販売を初めて15年目になります。30年以上続いた渓流魚養殖販売の実績を活かし、鮮魚・観賞魚・キャビアの販売も、ようやく軌道に乗ったような気がします。

最近、新しくチョウザメ養殖を始めようと多くの方が見学に来られますが、ほとんどの方が「キャビア」を採って販売するのがチョウザメ養殖だと思って来られます。確かにキャビアは採れるようにはなるのですが、そこまでたどりつくには稚魚から育てて5〜10年かかってしまいます。これではとても人に勧められる事業ではありません。

国内のチョウザメ養殖はキャビアを販売の目玉として位置づけながら、美味しい魚肉を販売する方向に動き始めています。キャビアだけでなくチョウザメには他の魚にない魅力や特徴がたくさんあります。

  • チョウザメはキャビアが採れるだけあってその肉も美味しい。
  • 大型になる魚なので大きくなるのもはやい。
  • 特徴的な魚なのでキャラクターを造ってグッズの販売等ができる。
  • 海の鮫と同じ・危険な魚・アンモニア臭い等の誤解の多い魚である。
様々なチョウザメ料理

つまり、良くも悪くも話題性が有り、地域の特産品には最適な商材です。他の多くの食材のように、安易に流通ルートに乗せて大量に捌くのではあまりにもったいない、地域の特産として育てて行けば予想以上の力を発揮してくれると思います。

チョウザメ養殖のための基礎知識

実際に視察に来られたり、 メールや電話でのお問い合わせをいただく時に多く質問を受ける内容をもとにまとめました。

チョウザメについて

チョウザメの口
  • 胸ビレを水平に広げたまま泳ぐ姿や上下非対称な尾ビレのかたち等、海の鮫に似ているところが多い事からチョウザメという名前が付いたこの魚ですが、鮫とは違う種類です。
  • 口には歯が無く、口の前に有る左右2対のヒゲのようなもので餌を探して鯉のような丸い口を伸ばして食べます。
  • 警戒心が余りなく動きが遅い魚なので、稚魚を屋外で飼育する場合には、池の上面にネットをかける等、外敵に襲われないような配慮が必要です。
  • 外見では雌雄の判別は難しく生後約3年でお腹を切開して精巣・卵巣を見分けて印を付けておくか、池を分ける等が一般的な養殖方法です。メスは更に6〜7年飼育してキャビアを採卵します。
  • 食用としては1年半〜2年で1kg以上に成長し、出荷可能なサイズになります。

キャビアについて

キャビア採卵
  • キャビアが採れるまでには生後10年前後かかります。
  • 個体差は有りますが、魚体重10kgのメスから約1kgのキャビアが採れます。
  • 大量のメスを確保して長い年数をかけてキャビア販売メインで成功している養殖業者さんも数件ありますが、国内産キャビアのメリットを活かしチョウザメ肉と上手く絡めた販売方法が現実的ではないかと思います。

飼育環境について

  • チョウザメは適応幅が広く実際に色々な環境で飼育されています。基本的には淡水を使用します。河川水・地下水・循環水など、実現可能な環境の中で自分なりの飼育方法を確立してください。
  • 適温は20℃前後ですが、表面に氷が貼るような低温から30℃近い高温まで適応します。

養殖用孵化仔魚・稚魚の販売

チョウザメの孵化仔魚

養殖用の孵化仔魚や稚魚の販売をご希望の方は、ご相談に応じます。

販売時期に当養魚場からのご案内をご希望の方は、お問い合わせメールフォームからご連絡ください。

※タイトルに、【養殖用稚魚を希望】と必ずご記載ください。また、内容には【ご住所】もご記載の上、送信をお願いいたします。

※メールアドレスをお持ちでない方は、ファックスで【お名前】・【ご住所】・【お電話番号】を記載の上、送信してください。(FAX番号:0829-85-0260

販売単位
孵化仔魚:1,000尾〜 ※ご相談により、300尾からも可能です。
体長5cm程度の稚魚:50尾〜
販売時期
毎年 4〜7月 ※種類や入荷時期によって異なります。
日本蝶鮫振興会 PR
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